目次

プロローグ

第1回 人間は考える葦である ~はじめに~

第一章 人間の知恵 古代ギリシア

第2回 人間はポリス的動物 ~古代ギリシア人の世界~
第3回 フィロソフィアのアルケーを求めて ~神話から哲学へ~
第4回 問いは問いを呼ぶ ~自然哲学の発展~
第5回 知識は誇る 戦争 そしてモラルの崩壊 ~自然から人間へ~
第6回 アリストファネスとソクラテス ~喜劇作家が見たソクラテス~
第7回 ダイモンに憑かれて ~ソクラテスの生涯~
第8回 汝自らを知れ ~人間の知恵と神の知恵 ソクラテス~
第9回 政治の道と哲学の道 ~プラトンの生涯~
第10回 名誉・名声こそ人間の幸福 ~プラトン「ゴルギアス」1~
第11回 思い通りに生きること ~「ゴルギアス」2~
第12回 哲学からの告発 ~「ゴルギアス」3~
第13回 我が魂の故郷 ~プラトンのイデア論を巡って~
第14回 suum cuique 各人に各人のものを ~アリストテレス~
第15回 ポリスの枠をこえて ~ヘレニズム時代の思想~

第二章 救済は人間を超えて キリスト教

第16回 ヨブ記を巡って ~ヘブライズムとは~
第17回 約束の地を求めて ~イスラエルの歴史1~
第18回 イスラエルはいずこへ ~イスラエルの歴史2~
第19回 始めに神は世界を造った ~旧約聖書の世界観~
第20回 ガリラヤの風かおる丘で ~イエスの生涯1~
第21回 恵みのみ言葉を ~イエスの生涯2~
第22回 罪人を招かれた ~イエスの生涯3~
第23回 パウロ 教父 スコラ哲学 ~キリスト教思想の展開~

第三章 救いは悟りのなかに 古代インド 

第24回 悠久のインド ~古代インド思想の魅力~
第25回 東洋思想の源流 ~ウパニシャドとバラモン教の世界観~
第26回 仏教の魅力と仏陀の時代 ~仏教の精神への導入に代えて~
第27回 偉大なるあゆみ ~仏陀の生涯~
第28回 菩提樹の下で ~仏陀の悟り~
第29回 自己の殻を突き抜ける ~「悟り」ということ~
第30回 沈黙を破って ~仏陀の最初の説法~
第31回 ヒンドゥー世界の成熟 ~古代インドの展開~
第32回 慈悲こそ仏陀の心 ~仏教の新しい波・大乗仏教~
第33回 維摩の一黙 ~空の思想と大乗仏教~
第34回 釈迦仏をこえて ~大乗仏教を巡って~

第四章 人生の知恵 古代中国

第35回 天と地 ~古代中国思想の魅力~
第36回 人格神から自然神へ ~殷周時代の呪術信仰と天の思想~
第37回 激動の時代の中から ~春秋戦国時代と諸子百家~
第38回 吾れ十有五にして学に志す ~孔子と「論語」~
第39回 人類の教師・孔子 ~孔子の思想~
第40回 人間を信じることができるか否か ~孟子と荀子~
第41回 大道廃れて仁義あり ~道家思想と老子~
第42回 無限への憧れ ~「荘子」の世界~

エピローグ
付記
参考文献